平成25年度 青年農業者育成に関する調査研究支援事業報告
はじめに

 平成17昨年度から始まった「青年農業者育成に関する調査研究事業報告」は、会員が取り組む青年農業者育成に関する調査研究に必要な経費の一部を助成することにより、調査研究活動の強化と研究会活動の活性化を推進し、青年農業者育成に寄与することを目的に創設されたものです。
 平成25年度は、教育機関を離れた農業現場「学び」、あるいは「正統的周辺参加」論 における熟練者(篤農家)と新参者(新規就農者)の「学び合い」の実態を取り上げてみたい。具体的には、埼玉県小川町において霜里農場を主宰し、有機農業を実践する金子美登に焦点を当てる。すでに、金子氏自身の取り組みについては多くの報告がなされいるが、特に本研究は、金子氏が小川町に居住する青年農業者に対して、どのように金子氏の技術や理念を伝えているか、その継承方法についての調査研究報告を掲載いたします。
 会員の皆様が、この調査研究報告を業務の参考にしていただき、青年農業者育成に少しでも役立つことを願っています。また、会員の皆様の調査研究への取り組みの参考にしていただくことで、調査研究活動の活性化につながれば幸いです。

「未来を見つめる/命を守る農場」における学び
  −埼玉県小川町霜里農場の研修を事例として−  (PDFファイル)

「青年農業者育成に関する調査研究支援事業実施要領」